簿記の知識はどのくらい必要?
bookkeeping

2020.04.26 │  経理処理・簿記の知識

簿記の知識はどのくらい必要?

「簿記」と聞いたときに、何となく苦手意識を持たれる方が多くいらっしゃいます。そのような方とお話しする中で思うことは、過去に必要と思って本を買ってみたものの、ボリュームが多くてよく分からなかったという方が多いということです。

例えば、会社経営者であって、日々の経理業務はすべて従業員がやっているような場合は、簿記はよく分からなくても、決算書が読めればいいということになるかもしれません。しかし、起業したばかりで、記帳などの経理事務もご自身でやる場合、やはり最低限の簿記の知識は必要となってきます。「やっぱり、あの借方とか貸方とかよく分からない簿記をやるのか…」とがっかりしないでください。簿記検定を受けるわけではないので、必要となる知識はかなり限られてきます。

まずは、会計ソフトに入力できるくらいの知識を身に付けましょう。具体的には、現金と預金の動きを正確に入力することができるようになればOKです。期末(個人事業主の場合は12月31日)には、特有の仕訳がありますが、そこも一度しっかりとやっておけば、あとは毎年同様の仕訳の繰り返しです。

現金と預金の入力を終えたら、総勘定元帳を開いて、マイナスとなっているところはないか、各月の残高は通帳と一致しているかなど、確認してみましょう。総勘定元帳が読めるようになると、各勘定科目の動きが分かり、なぜその科目の金額が多かったのか、あるいは少なかったのかが一目瞭然となり大変便利です。

当事務所では、ご自身で入力される方に対しては、お一人でご入力できるようになるまで、丁寧にサポートさせていただきます。慣れればどなたでも入力できるようになるので大丈夫です。お気軽にお問い合わせください。

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